病院でヤーズを処方してもらうときの流れと値段を紹介

ヤーズの病院処方の流れ

病院では問診や検査のあとにヤーズが処方される

ヤーズは、第四世代とよばれる新型の低用量ピルです。含まれているホルモン量が少なく、「超低用量ピル」ともいわれます。婦人科や産婦人科で処方されます。病院でヤーズが処方される流れを、簡単に解説します。

初回の来院の際、処方の前に身長・体重・血圧測定が行われます。その後、問診で健康状態が確認されます。それで問題が無ければ、2シートを上限に処方されるという流れです。初回に関しては、原則として内診は不要です。

2回目以降も体重・血圧測定、問診が行われ、ヤーズを使っても問題ないか確認します。2回目以降は、患者の状態や希望を踏まえ、6シートを上限にヤーズが処方されます。

3シートから6シートの処方を受ける際は、内診、経腟超音波検査、血液検査を受ける必要があります。また、血液検査に関しては、1年ごとに受けることが推奨されます。

ヤーズを使っていると、まれに重い副作用が起こることがあります。また、体質や持病によってはヤーズを使えません。処方のたびに問診や検査があるのは、安全に使うために必要な処置なのです。

ヤーズによって乳がんになるリスクがわずかに増加するといわれているので、35才以上の人は、乳腺エコーを受診しましょう。

ヤーズの相場は1シート3000円前後!薬代に加え診察料や問診料もかかる

病院でヤーズを処方してもらう場合、かかる費用はおよそ3000円前後です。

「カトレアレディースクリニック」では、ヤーズ1シートの値段は2290円です。「的野ウィメンズクリニック」では、1シート2100円で処方されます。

病院でヤーズを処方してもらうには、薬代だけでなく、診察料、問診料も必要です。
カトレアレディースクリニックでは、ヤーズの値段は2290円です。これに加え、初診料が850円、再診料が380円かかります。そのため、合計の値段は3140円から2670円となります。

的野ウィメンズクリニックでは、「初診料」、「処方量」、「薬剤情報提供料」「薬代」が合計で3130円かかります。また、処方されるヤーズを1シート追加するごとに、2100円加算されます。2回目以降の値段は2660円です。1シート追加で処方してもらうたびに、2100円加算されます。

場合によっては検査が行われ、その分費用がかかることがあります。

この値段は、保険が適用された場合の金額です。ヤーズは月経困難症の治療の場合にのみ、保険が適用されます。保険適用では、患者が払う金額は、実費の3割です。避妊や、生理日の調整のために使う場合は、自費診療扱いとなります。

ヤーズはドラッグストアや通販では購入できない!

ヤーズは、日本国内では市販されていません。なぜなら、ヤーズは「処方せん医薬品」に分類されるからです。

処方せん医薬品とは、医師の処方が必要な薬のことです。病院で医師の処方を受けなければいけないため、必然的に、ドラッグストアや通販サイトでは取り扱いがありません。

以前、ピルの市販について、厚生労働省で議論されたことはあります。しかし、安全性や薬機法などの法律を守るという主旨のもとで否決され、市販化は見送りとなりました。

ピルの市販化が可能となる社会になるために、議論を呼びかける声もあります。一方、ピルの市販化が、意図しない妊娠を招いてしまう恐れがあることも指摘されています。

ピルが市販化された場合、ピルを使う代わりにコンドームを使用しない人が増加する可能性があります。ピルはコンドームよりも避妊率が高い一方、飲み忘れや間違った服用方法が原因で効果を発揮しないこともあります。間違った服用方法に気づかず、コンドームをつけずに性交渉を行った結果、望まぬ妊娠をしてしまう恐れもあるのです。

医療分野で議論されていることの1つに、「オンライン診療」の是非があります。

厚生労働省は、対面診療を組み合わせる必要性を掲げており「(ピルの処方は)オンラインでの診療で完結してはならない」というスタンスをとっています。