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空き缶回収で現金化する手法大公開。空き缶の買取相場、儲け方のポイントをすべて教えます

長年にわたり存在している空き缶回収には、法人レベルでこのビジネスを実行する会社も存在しますが、実は個人でも現金化することができます。

当サイトでは、空き缶回収の買取相場や儲け方などの解説を行っています。

空き缶回収で現金化する方法の確認

空き缶を現金化する方法は、専門の空き缶買取業者に売却し、現金化することです。

空き缶は、最終的にはアルミやスチールなどの素材として再利用されるため、専用のルートで買い取られる必要があります。

資源回収業者と呼ばれる買取業者は多数存在するため、住所近くで見つけることができます。ネット検索で検索してみることをおすすめします。

ちなみに、空き缶の現金化には、専門の空き缶買取業者に売却する方法が主流ではありますが、近年ではスマートフォンアプリを使った空き缶回収サービスも増えています。これらのアプリでは、自宅周辺に出された空き缶を回収することでポイントや報酬がもらえる仕組みになっています。これらの方法もこの記事で後ほどカバーします。

空き缶回収を、ゴミ置き場から行うと条例違反となるので絶対にやめよう

空き缶回収で現金化する際には、ゴミ捨て場に捨てられている空き缶を勝手に回収して、業者に転売することは厳禁です。このような行為は、自治体が所有するゴミ捨て場内のゴミに対する条例違反となりますので、注意が必要です。

ゴミは、家庭やビルなどから出たものが、自治体が定めた収集日に回収され、その後はゴミ捨て場(ゴミ置き場)に運ばれます。ゴミ捨て場は自治体の所有下にあり、回収されたゴミは自治体が管理しています。

そのため、ゴミ捨て場に捨てられた空き缶も、自治体の所有物となります。勝手に回収して業者に売却することは、自治体の所有物を無断で持ち去ることになります。

自治体は、不法投棄や不法持ち去りなどの行為に対して罰則を設けています。空き缶回収で現金化する際は、適法な方法で行い、自治体のルールを守って行うようにしましょう。

空き缶回収の相場

空き缶回収の金額相場を確認してみます。

基本的には、アルミ缶とスチール缶を確認すればよいのでネットで公開されている情報を基に現在の価格を調べてみました。

空き缶の買取価格(アルミ缶/スチール缶別)

  • アルミ缶:   165~175円 / KG
  • スチール缶:  1円/KG

三和金属という会社(https://www.sanwakinzoku.jp/pdf.php)が空き缶の買取価格については常に最新情報を公開しているので、こちらの情報を基に2023年5月の空き缶の買取価格をアルミ缶・スチール缶別で出してみました。

この数字を見ればわかるとおり、アルミ缶のほうがスチール缶よりも165倍~175倍も買取額が高いので、空き缶回収で現金化をする場合は、絶対にアルミ缶で行うことをオススメします。

空き缶回収で現金化するべき空き缶の種類

空き缶回収で現金化を考える場合、買取価格の高いアルミ缶を扱うことが重要です。スチール缶は買い取ってもらえる業者が少なく、買取価格も低いため、アルミ缶に比べると現金化する手間がかかります。

しかし、アルミ缶は一般的にリサイクルされる素材として需要が高く、多くの買取業者が取り扱っています。そのため、アルミ缶の買取価格は比較的高く、スチール缶に比べると現金化しやすいです。

ただし、アルミ缶も回収する前に必ずクリーニングする必要があります。汚れた缶を回収業者に提供すると、買取価格が下がる可能性があります。また、ゴミ置き場や公共の場所から無断で空き缶を回収することは違法行為となりますので、法律に則って正当な手続きを踏んで回収するようにしましょう。

総じて、空き缶回収で現金化を考える際には、アルミ缶を優先的に回収し、クリーニングを行い、正当な手続きを踏んで買取業者に売却することが大切です。

空き缶回収の現金化した場合どのくらい儲かるのか考えてみた

空き缶を回収して現金化するための方法や相場などをこれまで見てきましたが、ホントのところどのくらい儲かるのか知りたいですよね。どのくらい稼げるのかを詳しく数字で調査しました。

しかしながら、ここでお伝えするのは残念な結果となりますが、個人で空き缶を回収して現金化をする場合は、大金を稼げるといったイメージは捨てたほうが良いでしょう。

そうではなく、大型のモールで買い物をするついでに、空き缶をリサイクル品として持ち込んでポイントをもらうくらいの気持ちで取り組むのが空き缶回収との付き合い方ではないかと思います。(例えば、イオンなどの大型モールは、このようなポイント還元の制度を提供しています。)

現時点の全国のアルバイト・パートの時給平均は約1,000円といわれています。アルバイトではなく空き缶回収を行う場合は、最低限この時給くらいは超えないと合理的な行動を取っているとは言えませんので、空き缶の現金化を行ったとして、アルバイトくらいは稼げるのかどうなのかを考えてみたいと思います。

この記事執筆時点2023年5月時点のアルミ缶の相場は、1KGあたり165〜175円です。1KGは70本のアルミ缶に換算できます。となると時給1,000円を稼ぐためには、1時間で約6KG程度ののアルミ缶を買い取ってもらう必要があり、業者に買い取ってもらう必要な本数は約420本以上になります。

1時間で420本を回収して買い取ってももらう。これは大変な数字です。

1本あたりに落とし込んで考えたほうがわかりやすいので、1本あたりでも考えてみましょう。1本あたりですと、10秒以下で処理する必要があります。

しかし、回収場所への移動や買取業者への依頼や現金の精算などすべて必要な行動を考慮すると、これは不可能な数字といえます。

このような要素をすべて含めてちゃんと計算すると、実際には、空き缶回収の現金化の時給は100〜200円程度だと言われており、アルバイトの時給相場を大きく下回ることになるというのが現実なのです。

空き缶回収の現金化はダメ。ちなみに空き瓶は?

空き瓶は、一般的には、ビール瓶やワイン瓶などのリターナブル瓶を持ち込んだ場合、瓶1本あたり10円〜20円程度の金額がもらえることがあります。

ただし、瓶が汚れていたり、破損していたりする場合は、その瓶に対する返金が行われないことがあります。また、地域によっては、瓶を持ち込むこと自体が受け付けていない場合もあります。そのため、瓶を持ち込む前に酒屋のルールや受け入れ条件が異なっており、やはり効率的に儲ける方法としてはかなり難しいといえる

空き缶を回収業者に渡して現金化ではなくモールに持っていってポイントで儲ける

空き缶回収で現金化する方法を見てきましたが、残念ながら個人でやる場合は時給100円や200円など全然儲からないことを見てきました。

空き缶回収とのうまい付き合い方は、「儲ける」といった心持ちでやるのではなく、スーパーやモールに買い物に行くついでにポイントをもらう、くらいの気持ちでやるのがいいのです。そうした制度を用意しているスーパーやモールも実際にありますのでここでは「リサイクルポイント」といった制度を紹介します。

リサイクルポイントとは、空き缶などのリサイクル品を回収することで、お金以外にもポイントやマイル、商品券などといった様々な報酬がもらえる制度です。中でも、スーパーや百貨店、家電量販店などで使える電子マネーWAONポイントやnanacoをもらうことができます。

具体的には、イオン、ヤオコー、イトーヨーカドーで空き缶をリサイクル品として持ち込むことで、それぞれのポイントをもらうことができます。

 

空き缶回収でポイントを稼ぐ: イオン系列でWAONをもらう

イオンでは、リサイクルによってWAONポイントを獲得することができます。

 

まず、イオンでは、空き缶やペットボトルなどのリサイクルを行っている「エコステーション」があります。エコステーションでは、アルミ缶やスチール缶、ペットボトル、プラスチック容器、紙パックなどのリサイクルが行われています。

エコステーションでリサイクルを行う場合、まずはリサイクル品を袋に詰めます。袋に詰めたら、リサイクル機にセットし、自動的に仕分けと計量が行われます。その後、WAONポイントとして獲得できるポイントが表示されます。

WAONポイントは、100ポイントから1,000ポイントまで獲得することができます。ポイント獲得数は、リサイクル品の量によって異なります。

また、エコステーションでリサイクルする際には、WAONカードが必要です。WAONカードを持っていない場合は、エコステーションの設置場所にあるWAONカード発行機でカードを発行することができます。

さらに、イオンでは、エコバッグや使い捨てプラスチック袋などのリサイクルも行っています。これらのリサイクルも、WAONポイントとして獲得することができます。エコステーションでリサイクルする場合と同様に、WAONカードを提示することでポイントを獲得することができます。

リサイクルによって獲得したWAONポイントは、イオンでの買い物に利用することができます。また、提携する店舗でも利用することができます。ポイントの有効期限は、獲得した日から1年間です。

空き缶回収でポイントを稼ぐ: セブンアイホールディングスのnanacoを貯める

イトーヨーカドーでは、店内での買い物やサービスを利用することでnanacoポイントを貯めることができますが、リサイクルによってもポイントを獲得することができます。

具体的には、以下のような方法があります。

1.缶・ペットボトルの回収

イトーヨーカドーの店舗には、缶やペットボトルの回収ボックスが設置されています。そこにリサイクル可能な空き缶や空き瓶を捨てることで、nanacoポイントを獲得することができます。なお、ポイント還元率は店舗によって異なりますが、一般的に1缶あたり1ポイントから2ポイント程度が相場です。

2.古着や家電の回収

イトーヨーカドーでは、古着や家電製品の回収サービスを行っています。古着の場合は、1点あたり10ポイントから20ポイント程度、家電製品の場合は、製品によってポイント数が異なりますが、一般的には100ポイントから1,000ポイント程度が獲得できます。

3.エコポイントプログラム

イトーヨーカドーでは、エコポイントプログラムという環境に配慮した取り組みを実施しています。このプログラムに参加することで、リサイクルによるポイント獲得だけでなく、店内のエコ商品を購入することでもポイントを獲得することができます。プログラムに参加するには、nanacoカードが必要です。

以上のように、イトーヨーカドーではリサイクルによってnanacoポイントを獲得することができます。店舗によって異なるため、詳細は各店舗の情報を確認することをおすすめします。

空き缶回収でポイントを稼ぐ: ヤオコーでリサイクルポイント制度を使う

ヤオコーでも、リサイクルでポイントを貯めることができます。以下は、ヤオコーでリサイクルでポイントを儲ける方法についての詳細です。

まず、ヤオコーでは、空き缶・空きびん、ペットボトル、牛乳パックなどの容器包装を回収することでポイントを貯めることができます。回収した容器包装は、店内にある専用の回収ボックスに捨てることができます。

ヤオコーのポイント還元率は、一般的には1ポイント=1円ですが、リサイクルによるポイント還元率は、店舗によって異なります。一般的には、空き缶・空きびんが1個あたり1ポイント、ペットボトルが1本あたり2ポイント、牛乳パックが1個あたり1ポイントとなっています。

ただし、ヤオコーのポイント還元率は、特定の期間に限定されている場合があります。また、回収対象となる容器包装の種類や回収ボックスの場所も店舗によって異なるため、事前に店舗で確認することをおすすめします。

以上が、ヤオコーでリサイクルによるポイント還元を行う方法についての詳細です。ヤオコーを利用する際は、ぜひこの方法を試して、お得にポイントを貯めてみてください。

空き缶回収でポイントを稼ぐ: 空き缶回収のアプリ

最近では、スマートフォンアプリを使った空き缶回収サービスが増えています。

例えば、リサイクルアプリ「TOMRA(トムラ)」や、「モッピー」というアプリがあります。

TOMRAは、アルミ缶やペットボトルを回収することで、ポイントや現金に交換できるサービスです。

TOMRAが設置されている場所に持っていくだけでなく、自宅まで回収に来てくれる便利なサービスもあります。

一方、モッピーでは、空き缶を回収してポイントを獲得する「空き缶回収」キャンペーンを実施しています。

空き缶回収をするには、モッピーに会員登録して、空き缶回収キャンペーンのページにアクセスする必要があります。キャンペーンページでは、地域別に回収可能な空き缶の種類や、回収可能な日時、回収場所などが記載されています。

回収日時に合わせて、指定の場所に空き缶を持参し、回収スタッフに渡すだけです。回収スタッフが確認した後、ポイントが付与されます。

これらのアプリは、空き缶回収以外にも様々な方法でポイントを貯めることができるため、より効率的な現金化が可能です。ただし、アプリの利用方法やポイント交換のルールには注意が必要です。

空き缶回収では儲からない│別の現金化手法を探そう

空き缶回収については、多くの場合、個人で行っても大きな利益は期待できません。回収する量が増えても、買い取り価格が大きく変動するわけではなく、作業時間や交通費、買い取り手数料を考慮すると、時給100〜200円程度と言われています。したがって、空き缶回収は主に環境保護のための取り組みであり、現金化の手段としてはあまり効果的ではありません。

当サイトでは、空き缶回収以外にも様々な現金化の手法を紹介していますので、そちらを読んで現金化の知識を身に着けていきましょう。

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